神部神社・浅間神社(二社同殿)及び大歳御祖神社の三社を総称して、静岡浅間神社(通称おせんげんさま)と呼びます。神部神社は第10代崇神天皇の御代、約2100年前に駿河開拓の祖神・駿河の国魂の大神として鎮座され、延喜式内社であり、平安時代には駿河国総社となりました。『国内神名帳』には美和明神と記され、『類聚国史』に従一位と記載されており、この地方最古の神社となります。浅間神社は延喜元年(901)、醍醐天皇の勅願により富士山本宮より分祀され、爾来富士新宮として国司の尊崇を受けました。大歳御祖神社は応神天皇4年(273)、今から1700年ほど前に、古代この地方の物流の拠点、商業の中心地であった「安倍の市」の守護神として創祀され、延喜式内社であり、『国内神名帳』に正二位奈古屋明神と記され、静岡市の地主神であります。こちら三社すべて朝廷をはじめ国司・武将等からの崇敬は、すこぶる篤く、駿河国総社・静岡の総氏神さま、駿河の大社として広く信仰されています。
今川家の人質であった徳川家康公(竹千代)は、今川義元公が烏帽子親となって当社で元服式を行いました(今川家は、当社を氏神として庇護しました)。そして、天正9年(1581)家康公は武田家攻略にあたり戦勝を祈願し、平治の後に必ず再建すべく祈誓を為して社殿を焼き払い、当社背後にあった武田方の賤機山城を攻め滅ぼしました。天正14年(1586)にはその誓いを果たすべく東海各国に勧進を行い、慶長年間社殿が造営されるに至りました。このような家康公のあつい尊崇を受けて、大御所として入府以来崇敬の真心を捧げ、徳川幕府の祈願所と定めました。
住所 | 静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1 | ||
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御祭神/宗派 | 神部神社:大己貴命 浅間神社:木之花咲耶姫命 大歳御祖神社:大歳御祖命 |
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開門時間 | 7時~18時 | ||
拝観料 | なし | ||
駐車場 | 無料:90台 | ||
ホームページ | http://www.shizuokasengen.net/ | ||
御朱印 | 〇 | 御朱印帳配布 | 〇 |
写経 | ― | 御祈祷・祈願 | 〇 |
おみくじ | 〇 | お守り | 〇 |
書道 | ― | 茶道 | ― |
座禅 | ― | 精進料理 | ― |
その他 |