上野東照宮

上野東照宮は、寛永4年(1627)、藤堂高虎と天海僧正により東叡山寛永寺境内に創建されました。藤堂高虎は津藩主で築城技術に長け、江戸城を築城した人物としても知られています。天海僧正は、徳川家康公のブレーンとして有名で、江戸の町の設計にも大きく関わりました。江戸の町づくりに大きな影響を与えた2人が創建に関わった上野東照宮は、寛永寺とともに江戸城の東北、鬼門の方角を守護する役割を果たしてきました。

現在の建物は慶安4年(1651)に造営されたものです。社殿・唐門・透塀は、金色に輝く大変豪華なもので、度重なる震災や戦火をくぐり抜け、現在に江戸建築の真髄を伝え、国指定重要文化財にも指定されています。また寛永10年(1633)に酒井忠世が奉納した大石鳥居や江戸期に全国の諸大名が奉納した48基の銅灯篭も同じく現存し、国指定重要文化財に指定されています。

春の桜、秋も紅葉をはじめ季節折々の美しい風景を楽しめることも魅力ですが、中でも上野東照宮ぼたん苑では、春には500株以上の牡丹が、冬には200株の冬牡丹が見頃を迎え、その姿は大変壮観です。

(写真)社殿の彫刻
(写真)社殿の彫刻

(写真)銅灯篭
(写真)銅灯篭

(写真)上野東照宮ぼたん苑
(写真)上野東照宮ぼたん苑

住所 東京都台東区上野公園9-88
御祭神 徳川家康公
徳川吉宗公
徳川慶喜公
開門時間 冬季(10月~2月):9時~16時半
夏季(3月~9月):9時~17時半
(天候により多少前後することがあります。また荒天により安全の為閉門することもあります。)
※拝観受付時間は30分前まで
拝観料 個人:大人(中学生以上)500円・小学生200円
団体(20名以上):400円
ぼたん苑との共通券1,100円(ぼたん苑開苑時期のみ)
※社殿内非公開
駐車場 なし
※周辺の駐車場は混みますので、公共交通機関が便利です。
ホームページ http://www.uenotoshogu.com/
御朱印 御朱印帳配布
写経 御祈祷・祈願
おみくじ お守り
書道 茶道
座禅 精進料理
その他 上野・東照宮冬ぼたん:1月1日~2月下旬
春のぼたん祭:4月中旬~5月初旬
詳しくはホームページにて確認下さい。