大樹寺

大樹寺は、松平4代親忠が文明7年(1475)に創建した浄土宗の寺院です。本尊の阿弥陀如来は平安末期の作られたものと言われます。松平家・徳川将軍家の菩提寺としてよく知られています。

徳川家康公は19歳の時、今川義元の尾張侵攻の先陣をつとめ大高城に居ました。しかし、後方の桶狭間で今川義元が織田信長に討たれことで戦況は一変。進退窮まった家康公は大樹寺へ逃げ込みますが、もはやここまでと先祖の墓前で自害することを決意します。

その時、大樹寺の13代住職登誉上人は「厭離穢土、欣求浄土(おんりえど、ごんぐじょうど)」―戦国乱世を住みよい浄土にするのがお前の役目―と語ります。それで決意を新たにした家康公は敵の包囲を破ります。「厭離穢土、欣求浄土」は、家康公終生の座右の銘となりました。その言葉の通り、戦乱に終止符を打った家康公は、「位牌は三河の大樹寺へ安置せよ」と言い遺し生涯を終えます。その遺命に従い、徳川歴代将軍の等身大の位牌が大樹寺に安置されています。

本堂
本堂

本堂内陣
本堂内陣

歴代将軍の位牌
歴代将軍の位牌

住所 愛知県岡崎市鴨田町広元5-1
宗派 浄土宗
開門時間 4~9月:9時~17時
10月~3月:9時~16時半
拝観料 個人:大人400円、子供200円
団体(15名以上):大人350円、子供200円
*小・中学生は子供
駐車場 無料:20台
ホームページ http://home1.catvmics.ne.jp/~daijuji/index.html
御朱印 御朱印帳配布
写経 御祈祷・祈願
おみくじ お守り
書道 茶道
座禅 精進料理
その他