265年に渡る平和の礎を築きあげた徳川家康公は、元和2年(1616)4月17日、75歳でその生涯を閉じます。江戸時代初期の僧侶が記した『本光国師日記』によると、家康公は「遺体は駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河国の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ、関八州の鎮守になろう」と言い残して、この世を去ったと言います。その遺言に従い、一周忌の後の元和3年(1617)、日光の地に徳川家康公を祀る東照宮を創建します。
日光東照宮と言えば、その壮麗な姿を思い浮かべる人も多いでしょう。その社殿のほとんどは、寛永13年(1636)に第三代将軍家光公によって建て替えられたものです。実に8棟が国宝・34棟が重要文化財に指定されています。建物は非常に色彩豊かで大小様々な彫刻がほどこされていることが印象的です。その豪華絢爛さに目を奪われますが、実をいうと、その一つ一つに信仰形態や学問・思想があらわされています。例えば、国宝に指定されている陽明門には、聖人賢人など500人以上の像が刻まれています。その美しい姿に一日中見とれてしまうことから、「日暮の門」とも呼ばれています。また、「見ざる・言わざる・聞かざる」でおなじみの三猿の彫刻も大変有名です。文化財にとどまらず、寛永2年(1625)頃から約20年の歳月をかけ、松平正綱公が植栽し東照宮に寄進した杉並木は、国の特別史跡・特別天然記念物に指定されています。その杉並木は総延長37キロに及び、ギネスブックにも紹介されています。
住所 | 栃木県日光市山内2301 | ||
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御祭神 | 徳川家康公 相殿:豊臣秀吉公 相殿:源頼朝卿 |
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開門時間 | 4/1~10/31:午前8時~午後5時 11/1~3/31:午前8時~午後4時 拝観受付30分前まで |
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拝観料 | 個人(1~34人) 大人・高校生 1,300円 小・中学生 450円 団体(35人以上) 大人・高校生 1,170円 小・中学生 405円 |
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駐車場 | バイク400円 普通車600円 マイクロバス1,200円 大型バス2,000円 マイクロバス、大型バスは駐車台数に制限があるため7日前までに要予約。 土・日・祝祭日は駐車不可。 |
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ホームページ | http://www.toshogu.jp/ | ||
御朱印 | 〇 | 御朱印帳配布 | 〇 |
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