大聖寺

大聖寺は、天平勝宝2年(750)に、東大寺を開山した良弁僧正作の不動明王を祀り開基されました。以降、不動院と称され、岩槻城主から篤く崇拝されるなど、大いに栄えました。江戸入城のち、民情視察のため関東各地を巡遊していた家康公はこの寺院に宿泊し、その時に寺領60石を与えるとともに、寺号を「大聖寺」と改めたと言います。また、慶長5年(1600)、関ヶ原への出陣の折には、大聖寺にて戦勝を祈願し太刀一振を寄進しました。当時の定伝住職はこの刀を護摩壇に立て祈祷を行い、「この刀が西に倒れれば西軍(石田方)の敗け、東へ倒れれば東軍(徳川方)の敗け」と願をかけたところ、刀は西に倒れました。周知のとおり、その祈祷は現実のものとなりました。大聖寺には家康公が宿泊の折に使用した寝衣や戦勝祈願に寄進した太刀が今でも残されています。

(写真)山門
(写真)山門
(写真)本堂
(写真)本堂
(写真)家康公の寝衣
(写真)家康公の寝衣

住所 埼玉県越谷市相模町6-442
宗派 真言宗豊山派
開門時間 常時参拝可。(門扉は無し、本堂正面の開扉時間は6時~17時)
拝観料 なし
駐車場 無料:30台
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御朱印 御朱印帳配布
写経 御祈祷・祈願
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座禅 精進料理
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