方広寺は室町時代初期(西暦1371年)に開山、静岡県を中心に約170か寺ある臨済宗方広寺派の大本山です。古くより多くの修行者が訪れる禅の名刹で、現在でも本格的な禅修行を体験することができます。本堂をはじめとし、三重の塔・総門・山門・五百羅漢など境内には歴史を感じる建造物が立ち並び、見所満載です。また、季節折々の美しい自然を堪能することも出来ます。
この地には、永禄11年(1568)、徳川家康公が岡崎城から今川領の遠江国(現在の静岡県西部)へ侵攻した道中に立ち寄ったことが伝えられています。方広寺のほど近く陣座峠と呼ばれる峠道がありますが、徳川家康公が陣を敷いたことに由来して...