可睡斎は応永8年(1401)に創建された曹洞宗の寺院です。現在でも多くの修行者が訪れる東海地方随一の禅修行の道場です。元々は東陽軒という名でありましたが、徳川家康公とのゆかりから名を可睡斎と改めたといいます。
11代目住職の等膳和尚は、幼い家康公を戦乱の中から救い出しかくまいました。時は流れ、浜松城主となった家康公はかつての恩に報いるために、等膳和尚を招き宴席を設けましたが、その席で等膳和尚はコクリコクリと居眠りを始めました。それに気づいた家康公は「和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して睡(ねむ)る。われその親密の情を喜ぶ、和尚、睡る可(べ)し」(和尚は私のことを我が子のように親しみを感じてくれているからこそ、安心して眠っている。その気持ちを嬉しく思うので、どうぞ眠っていてください。)と言いました。
そのことから、等膳和尚は可睡和尚と呼ばれ、寺号も「可睡斎」に改めることになりました。以後十万石の待遇と東海大僧録司として幕末まで深く関りあってきました。現在でも、「徳川家康公ゆかりの可睡斎ひなまつり」が開催されるなど、400年以上の時を超え、家康公とのゆかりは大切に伝えられています。また家康公没400年の年には徳川宗家18代の徳川恒孝氏が当山にお参りになり、先般19代家広氏が当山に祀られています徳川家御霊屋へお参りのためご来山になられております。
住所 | 静岡県袋井市久能2915-1 | ||
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宗派 | 曹洞宗 | ||
開門時間 | 8時~17時 | ||
拝観料 | 個人:500円 団体(20名以上):450円 |
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駐車場 | 無料:100台 有料:300台 |
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ホームページ | http://www.kasuisai.or.jp/ | ||
御朱印 | 〇 | 御朱印帳配布 | 〇 |
写経 | 〇 | 御祈祷・祈願 | 〇 |
おみくじ | 〇 | お守り | 〇 |
書道 | ― | 茶道 | ― |
座禅 | 〇 | 精進料理 | 〇 |
その他 |