輪王寺

平成11年(1999)に世界遺産に登録された「日光の社寺」、世界からも大きな注目を集め、日本を代表する観光名所のひとつとなっています。日光の社寺とは一般的に二社一寺と称されますが、日光東照宮・日光山輪王寺・日光二荒山神社のことを表しています。

その一つである輪王寺は日光山中に数多く存在する寺院群の総称です。明治の神仏分離令により現在のような形となっていますが、本来は「日光山」という一つの大霊場です。日光山は関東北部、江戸(現在の東京)からみるとほぼ真北に位置しています。日光山とは輪王寺の山号です。聖域を成す山々は日光連山と呼ばれ、男体山(2486m)、女峰山(2464m)、太郎山(2368m)を中心とした山群です。

その歴史は、天平神護2年(766)、勝道上人が日光山を開山したことに始まります。この時、日光山の入口に四本龍寺が建てられました。天応2年(782)に男体山の登頂に成功した勝道上人は、延暦3年(784)その山の麓に中禅寺を建立しました。その後も、空海、円仁ら高僧が来山したとも伝わります。鎌倉時代(1185 – 1333)には、幕府はじめ有力者より重要視され、その支援のもとに発展し、隆盛を極めていきます。江戸時代には、天海大僧正が住職となり、元和3年(1617)日光山に家康公を祀る東照宮が創建されます。承応2年(1653)には3代将軍徳川家光公の霊廟である大猷院霊廟が設けられます。現在の「輪王寺」の称号は、延宝3年(1655)に皇室から勅許されたものです。

(写真)三仏堂
(写真)三仏堂
(写真)大猷院霊廟
(写真)大猷院霊廟

住所 栃木県日光市山内2300
宗派 天台宗
開門時間 4~10月:8時~17時
11月~3月:8時~16時
入場は30分前まで
拝観料 【三仏堂・大猷院 合同券】
個人:大人 900円、子供 400円
団体(35人以上):大人 810円、子供 360円
【三仏堂】大人 400円、子供 200円
【大猷院】大人 550円、子供 250円
*小・中学生は子供
駐車場 第1・第2合わせて約100台
バス5,000円
一般車500円
バイク300円
ホームページ http://rinnoji.or.jp/
御朱印 御朱印帳配布
写経 御祈祷・祈願
おみくじ お守り
書道 茶道
座禅 精進料理
その他 落語会・写経会