臨済寺

臨済寺は、今川氏親が出家した子の義元のために北川殿亭を善得院に改めたことに始まります。氏親の死後、義元の兄・氏輝が今川家の家督を継ぎますが、天文5年(1536)に急逝します。その後、家督を継いだ義元は、氏輝の菩提のため善得院を氏輝の法号(臨済寺殿用山玄公)にちなんで臨済寺と改称し、太原雪斎を住職として招きました。今川家の人質となっていた竹千代(後の徳川家康)は、臨済寺にて太原雪斎の教育を受けました。この地で受けた教育が、後の人生に大きな支えとなりました。

二度の戦火により焼失してしまいますが、後の天正10年(1582)、勅命を受けた徳川家康によって今も残る本堂が再建されます。その後も代々江戸幕府からの庇護を受けました。現在、「竹千代手習いの間」が復元されています。臨済禅の修行場であり、普段は非公開ですが、年に二回(春:5月19日/秋:10月15日)に一般公開があります。5月は方丈(=本堂)に加え「今川廟」を公開し、今川忌法要を行います。10月は「禅堂」も公開しており、祈禱法要を行います。

(写真)方丈
(写真)方丈
住所 静岡県静岡市葵区大岩町7-1
宗派 臨済宗妙心寺派
開門時間 9時~16時
拝観料 なし
駐車場 無料:約20台
(※四か所の合計駐車台数となります)
ホームページ
御朱印 御朱印帳配布
写経 御祈祷・祈願
おみくじ お守り
書道 茶道
座禅 精進料理
その他 月1回:法話会、座禅会
(※原則第二日曜日、要事前確認)