応仁の乱(1467-1477)に始まる戦国時代の真っ只中、松平家4代目親忠公は、松平家の子孫繁栄・武運長久と天下泰平への願いを込めて、文明2年(1470)、伊賀八幡宮を創建しました。そして「厭離穢土、欣求浄土」の旗印を掲げました。
親忠公から5代ののち、松平家9代目として、天文11年(1543)12月、家康公は生まれます。100年近い時を経ても、戦乱の世は治まっていませんでした。天下泰平を思い戦った徳川家康公は、大きな戦の前には欠かさず、松平家の守護神 伊賀八幡宮に戦勝祈願をしたと伝えられています。
慶長8年(1603)、征夷大将軍となった家康公は、慶長1...